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「仕舞う」に見る収納文化

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Written on 11月 20, 2017 by マサキ

蔵と納戸
日本の気候風土は、高温多湿です。そんな条件の中で、物を収納することについては、昔から特別な文化が育まれてきました。正倉院の宝物殿の校倉造(あぜくらづくり)は、高床式で、檜の木材を組み合わせて作られており、温度や湿気の影響が少ない構造です。更に宝物は唐櫃(からびつ)という箱に入れられ、現代まで損傷無く保管されてきました。

蔵(土蔵)も伝統的な様式の保管庫です。外壁を土壁として漆喰などで仕上げられており、土蔵造り・蔵造りなどといわれます。蔵は中世には民家と共に建てられていました。近世、鉄砲の伝来と共に、防火・防弾のために防御施設は土蔵造りとなり、江戸時代以降は、耐火性能が高いため、防火のために盛んに建てられ、裕福さの象徴にもなりました。

納戸は、普段使用しない衣類や家具・調度品などを収納するための空間のことです。平安時代の寝殿造りでは、塗籠(ぬりごめ)と呼ばれる四方を土壁に囲まれた空間に、高価な宝物を収納し、納殿(おさめどの)と呼ばれました。武家屋敷でも大切なものを置く場所になり、住居の一角に閉ざされた区画を設け、物を収納するという習慣は庶民にも広まり、納戸と呼ばれるようになったのです。現代では、居室の基準を満たさないスペースのことで、サービスルームなどと呼ばれています。

現代の収納
蔵や納戸の物は、昔は虫干しといって、虫やカビを防止するために、本や衣類を外に出して日に干したり、風にあてたりしていました。もったいないという言葉が再認識されていますが、不要品の山に囲まれた現代において、長年使いこなせる質の良いものを吟味し、大切に使う文化を学びなおすことが必要になっているのではないでしょうか。

小屋裏収納

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Written on 8月 6, 2017 by マサキ

我が家は子ども部屋に小屋裏収納を設けました。二階の1/2未満のスペースであることと、天井高1.4m以下であれば床面積に含まれず、二階建てとして設計できるため、多くの家庭で取り入れられています。大きな収納スペースを確保できることで収納場所に困らず、物をしっかりと片付けることができますし、下の階の居住スペースを狭めることもないからです。

屋根裏というデッドスペースを上手に活用させることは家造りにおいてポイントの一つでもあるのです。ここには季節ものも雛人形やかぶと、クリスマスツリーなどのワンシーズンだけ使用するものや、賞状やトロフィー、アルバムなど捨てられない思い出の品、趣味用品などを収納しておくには最適で、一か所に大容量に収納しておくことができるため、居住スペースをきれいに保ちやすくなります。

この小屋裏収納を設ける際にはその行き来にも注目しておくべきです。我が家は急こう配なハシゴで行き来をします。このことを後悔しました。急こう配なハシゴは物の出し入れがしずらい上に、大きさや重さのある物は一人では出し入れができません。また、安全性に欠けるので高齢になった時は使用しにくいのです。可能であれば固定階段で行き来ができるようにしておくといいでしょう。

階段であれば物の出し入れが格段と楽に行えますし、高齢になった時でも利用しやすいです。また行き来のしやすさからただ収納スペースとして利用するだけでなく、趣味スペースや書斎スペースといった憧れの空間をここに再現させることもできるのです。屋根裏というデッドスペースも無駄にはできませんね。

選べる明かり

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Written on 4月 25, 2017 by マサキ

配線計画は住宅の後半でプランニングします。照明位置やスイッチの位置、コンセントの位置や数はしっかりと計画して設けていないと生活に与える影響は意外と大きいのです。住宅への不満に大きく繋がるだけに気を抜かないようにしましょう。そこで照明について考えてみたいと思います。

照明器具のデザインで室内の雰囲気も大きく変わってきます。それだけについデザイン性ばかりに目が行きがちですが、明るさや色味にも注目しましょう。暮らしに合わせて明かりを選べる照明器具はいかがでしょうか。例えば、リビングは長時間家族がみんながいろいろなことをして過ごします。その時々でリビングが最適な空間になるようにしたいものです。

朝の目覚めの時は、一日の始まりをすがすがしくスタートさせたいものです。このような時は人が心地よさを感じる快晴の青空をイメージした明かりが求められます。白~青っぽい光色でリビングを明るくしてくれることで爽やかな気分となり心がリフレッシュされるのです。逆に夜は家族みんなが集うためくつろぎの明かりが求められます。より落ち着いた雰囲気となるように夕暮れ空をイメージした明かりがいいでしょう。赤みがかった温かみを感じられる光色で照らされることで、部屋のくつろぎ感が高まり、家族が友人とリラックスできるのです。

リビングでは子どもが読書をしたり、勉強することもあります。このような場合は、白~青っぽい光色で明るさの度合いを高めるのです。そうすることで文字が見やすく、くっきりとして読みやすさに繋がるのです。その時々で適した明るさを選べる照明器具もいいのではないでしょうか。

壁材

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Written on 3月 9, 2017 by マサキ

壁は、見た目のデザイン性にばかり注目されがちです。しかし、耐久性や不燃性など機能性にも目を向けてほしいと思います。石こうボードや合板といった下地材の普及に合わせ、多くの住宅でビニールクロスや塗装といった、手軽に張り替えや塗り替えが可能な壁材が使われるようになりました。

しかし、合板や壁紙に使われる化学物質が引き起こすシックハウス症候群が問題となり、最近では土や石などの自然素材を使った塗り壁が人気を高めつつあるのです。塗り壁の代表的存在と言えるのが、石灰を主原料とする漆喰です。我が家は水廻り以外の全ての壁に漆喰を用いました。漆喰は、呼吸する壁とも言われ室内の環境を改善してくれるのです。

その一つが調湿機能です。室内の湿度が高いときには空気中の水分を吸収し、湿度が低いときは逆に水分を放出します。一年を通して室内を快適な湿度に保ってくれるのです。二階ホール部分には室内干しを設けているのですが、この漆喰壁の調湿効果と床も調湿機能のある無垢材を用いたことで、衣類がしっかりと乾くのです。漆喰壁の内部は強いアルカリ性のため、カビや細菌の発生を抑える効果もあります。気密性の高い近年の住宅に起こりがちな結露の発生を抑える効果も期待できるのです。

そして、のどの痛みやアレルギー症状を引き起こし、人体に悪影響を与えると言われているホルムアルデヒドを吸着分解機能も期待できます。高温で焼いた石を壁に塗ったようなものなので、耐火性も高いのです。機能性に優れた壁は、室内を快適にしてくれるだけでなく、そこに住む人の健康もしっかりと保ってくれるのです。

階段下の活用法

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Written on 11月 17, 2016 by マサキ

住宅内で生まれるデッドスペースと言えば階段下です。階段をどこにどのような種類のものを設けるかで階段下のデッドスペースの活用法も変わってきます。間取りを決める際、意外とこの階段を設ける位置に頭を悩まされるのです。我が家の階段は、階段の入り口がリビングに面しており、階段の種類は廻り階段です。その下にはトイレを設けました。

通常階段下というと収納スペースとして利用することが多いです。しかし階段の種類によっては収納スペースを設けても利用しにくい収納スペースとなってしまうこともあるのです。奥行があったり、奥にいくほど天井が低くなっていたりと階段下という特殊な形状が収納スペースとして向いてない場合もあるのです。

我が家はトイレを設けたことで無駄なく階段下を活用できています。便器を設置している部分の一部分の天井が低く、階段下ということで特殊な形状をしていますが、用を足すにも全く支障がないですし、一部分の天井が低くても狭さや圧迫感を意外と感じません。それはクロスの色やトイレをより明るくすることで解消できました。

また、階段の上り初めから途中までの階段下はトイレ収納として利用しています。広さの十分あるトイレ収納を確保できたので、トイレットペーパーを特売日に買い込んでもスッポリと収納しておくことができます。トイレの掃除アイテムや子ども用便座、サニタリー用品などトイレの関連用品をきちんと収納できるので非常に便利です。階段下を余すことなく、最適な利用方法を取り入れましょう。

行き来のしやすい玄関

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Written on 9月 13, 2016 by マサキ

玄関は住まいの顔とも言われる部分です。その玄関に設けられる玄関ドアは、外観の印象に大きく影響してくるだけにデザイン性に高いものを選びたいものです。しかし玄関ドアに求められるのは、高いデザイン性だけでなく機能性も求められます。家族が毎日行き来を行う場所であるので、行き来のしやすさを重視しましょう。

そこで我が家はらくらくキースタイルを取り入れました。専用のリモコンキーをバックの中や、ポケットの中に入れておけば、玄関ドアに取り付けられたボタンを押すだけで簡単に解錠できるのです。わざわざ出入りする際に鍵を取り出す必要がなく、スムーズに玄関部分を行き来できるのです。少し離れたところからリモコンキーで施解錠もできます。ドアが閉まれば自動施錠してくれるので鍵の閉め忘れも防げるのです。

我が家には小さい子どもがいます。子どもと買い物から帰宅すると両手がふさがり、この状態でカバンから玄関キーを取り出すのは意外と面倒です。しかしカバンに専用のリモコンキーを入れておくだけで簡単に施解錠できるので、子連れの買い物でも負担を感じにくくなります。

どのような玄関ドアを設けるかで玄関の印象も変わってきます。採光や採風可能な玄関ドアもあります。このような玄関ドアにすることで、玄関内をパッと明るい印象に、そして心地よい風を採りこめるため通気性が良くなり、室内への空気の循環もしっかり行われます。デザイン性だけでなく玄関の印象が良くなる玄関ドアを選びたいものです。

中二階スペースのある家

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Written on 8月 1, 2016 by マサキ

一階に二階を繋ぐ階段の途中に中二階スペースを設けて、そこを多目的に使用できるようにしたいと思っています。階段というと一階と二階を繋ぐ通路にしか過ぎないのですが、その途中にスペースを設けることで、一階との一体感を感じることもできますし、二階で過ごす家族の気配も身近に感じられるのです。

ポイントは、一階のLDKから中二階スペースへきちんと目が行き届くようにしておくことです。目が行き届くことで、子ども達がキッズスペースとして遊ぶスペースとしても活用できるのです。キッチンで夕飯の支度をしながら子ども達の様子に目が行き届くこと家事と育児の両立がしやすくなるのです。子ども達も一階にいる家族の様子が見渡せることで、安心して遊びに集中できるのです。別々の空間に居ながらも家族の一体感を感じられるのは嬉しいものです。

逆に大人がこのスペースを利用してもいいのです。ここでパソコンをしたり、裁縫をしたり、読書をしたりと自分の時間を楽しむスペースとして利用するのです。一階にいる家族の様子を把握できるので、安心して自分の時間を楽しめるのです。住まいは、家族と過ごす時間も大切にするべきなのですが、個人の時間も大切にできるとより満足度も高まります。我が家の新居にはぜひこの中二階スペースを採用したいと思っています。

洗面室の居心地

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Written on 6月 13, 2016 by マサキ

洗面室は広さや収納は、LDKに比べて後回しになりがちです。つい家族が長時間共に過ごすLDKばかりに目がいきがちですが、洗面室は実はとても重要な空間なのです。この洗面室は毎日の快適性に左右してくるだけに、LDKと同様に大事に考えましょう。洗面室の一般的な広さは1坪と言われていたのですが、最近では広めにスペースを確保する傾向にあります。

洗面室を広く確保することで、収納スペースにタオル類だけでなく、家族のパジャマや下着、スキンケア用品などまでしっかりと洗面室で必要なものを収納しておくことができます。洗面室に家族の下着やパジャマがあることで、入浴する時に下着を揃える手間が省けて家事の効率も高まるのです。洗面室には洗濯関連用品やシャンプーなどの在庫など収納しておきたいものも多いだけに収納を充実させておくことが、居心地のいい空間になるまず第一歩だと思います。

また広さに余裕があれば、天井に洗濯物用の吊り下げ金具を取り付け室内干しを設けることができたり、アイロンスペースを設けることができます。これらの環境が整った洗面室であれば、雨の日など屋外に洗濯物が干せない場合でも家事をスムーズに進めることができます。

また大きさのある洗面台を設置することもできます。女性であればホテルのような広々とした洗面台に憧れるものです。大きな洗面台があると朝の身支度がスムーズに行えるようになるのです。家族が2,3人並んで歯磨きをしたりヘアセットをしたりできるため自分のペースで身支度が行えます。朝の身支度で追われる時間帯は洗面室は混みがちですが、広さのある洗面台があれば朝の身支度も不便さを感じないのです。洗面室に注目して家造りをしてみてほしいと思います。

階段下の活用法

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Written on 5月 6, 2016 by マサキ

住宅の中で生まれるデッドスペースと言われて一番に思いつく場所は階段の下ではないでしょうか。二階建てや三階建て住宅では欠かすことのできない階段。この階段を設けることで階段の下にはデッドスペースが生まれてしまうのです。このデッドスペースをどのように利用させるかで住宅の印象も満足度も大きく変わってくるのです。

この階段下の活用法で一番多いのが収納です。しかし最近では収納としてではなく、階段下が居住スペースの一部として利用している家庭も増えてきたのです。それはリビング内に階段が存在するリビング階段が多く取り入れられるようになったからです。リビング階段の下にカウンターを設けパソコンスペースを設けたり、ママのワークスペースを設けたり、スタディコーナーとして利用したり、テレビ台を設置したりとリビング階段の下は様々な活用法ができるのです。

もちろんリビング階段の下に収納スペースを設ける場合もあります。しかし隠す収納ではなく、オープン棚で見せる収納とすることが多いです。私の友人宅はリビング階段の下をペットスペースとしてペットの居場所を設けていました。ペットスペース部分にはきちんと収納スペースが設けられており、散歩用品やペットフードなどペット用品がきちんと整理されていました。

我が家は廻り階段です。階段下にトイレを設けました。便器を設置している部分の天井は通常より低く、階段下ということで少し特殊な形状をしているのですが、圧迫感や用を足しにくいということは全くありません。階段下をその空間にピッタリの活用法を取り入れ、住宅の住み心地の良さに繋げてほしいと思います。

ウッドデッキのある暮らし

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Written on 3月 16, 2016 by マサキ

私は以前からマイホームには必ずウッドデッキが欲しいと思っていました。そんな我が家もついにマイホームを購入することになり、憧れのウッドデッキを設けることにしました。リビングに面して設けたウッドデッキは、大開口の窓を開ければリビングにより広さや明るさ感じさせてくれ開放感たっぷりのリビングとなります。

ウッドデッキをリビングの延長として過ごすことができ、子どもの遊ぶスペースや庭の景色を見ながらお茶をしたり楽しみ方にも幅を広げてくれます。このウッドデッキを設ける際に気を付けたことは、リビングとの間に段差をつけずフラットに繋げたことです。ウッドデッキへの行き来をスムーズに行えることで、ウッドデッキがより身近なスペースと感じられます。また段差がないので小さい子どもから高齢者まで安心して行き来が行えるのです。

このウッドデッキをよりプライベートな空間にするために、周りを植木やフェンスで囲い近隣住民や通行人の視線をカットしました。周りの視線が気になると自分達のプライベートな空間が楽しめませんし、プライバシーも守られません。ウッドデッキを十分に楽しむようにするためにはしっかり視線をカットすることも大事なことです。

庭でバーベキューをする際にもこのウッドデッキが活躍してくれます。ここにテーブルを置きゆっくり食事やお酒を楽しみながら家族や親戚、友人達との時間を満喫できます。強い日差しを遮れるように屋根があるといいでしょう。急な雨にも対応できます。憧れのウッドデッキを設けて家で過ごす時間がより充実したものになっています。